Archive for 2013年5月27日

農業研修~五週目~

研修五週目。小池輪太郎さん宅です。向かう道中、だいぶ木々に緑が芽吹いてきて水田にも水がはられて運転には気持ちの良い季節になりました。

水曜日、木曜日とあいにくの天気で畑にはでられず、水田のゴミ取りと苗に生えている小さな草取りをしました。水田のゴミ取りは端にゴミが溜まりやすい風が吹いているときが最適です。

ゴミといっても稲のもみがらや根っこなどです。最初はゴミときいて生ごみの掃除かと思いました。ゴミ取りの熊手は使い方にコツがいるようで無理に腰を使うとかなりの負担になります。水際に浮かんでいるゴミをゆっくりと熊手ですくい手で引くようにしてかきだします。機械が進んでもこうゆう細かい作業は人間の手が必要なんですね。

そして、苗に生えている小さな草とり。しゃがんだり、時には立ってとったりと黙々とする作業は時間も忘れてしまいます。

かぼちゃの苗がズラリ。

苗の周りに生えている小さな草。

三日目の研修最後の日にやっとお日様が出て良い天気になりました。かぼちゃの苗の定植です。

ひたすら穴をあけた部分に苗を植え、白いガーゼのようなもの(パオパオ)をかけて完成。

作物の保温・凍霜害防止、遮光・昇温防止、防風、防虫などのためのパオパオ。ネーミングがかわいい。

小さな苗がどのように成長するのか楽しみです。

雲ひとつない青空。

今週は田植えはできませんでしたが、ようやく外での作業が本格化してきました。

日焼け対策、暑さ対策など自分自身で調整しながら農作業をして、無理のない作業を心得ようとおもいます。

剣淵町地域おこし協力隊 田中紘子

 

あの絵本を読みました。

毎週火曜は「わくわく放課後タイム」。

放課後に小学生の子どもたちが絵本の館に集まります。

いつも絵本を読んでから、工作などをして遊びます。

 

絵本を読むのは、館のスタッフ・たまちゃんと私で毎週かわりばんこ。

昨日は私が絵本を読む日でした。

 

さてさて何を読もうか…

剣淵にもようやく春がきたから、春の絵本がいいかな?

台所に春がきた話にしようか…みんなで畑に種をまく話にしようか…

ぎりぎりまで何を読むか迷い、袋に5冊ほどの絵本を詰めていきました。

 

「うーん、これにしよう!」と一冊の絵本に決めて、

小学校1.2年生のみんなの前で、袋からソロソロと取り出しました。

 

表紙が2センチくらい見えただけで

「あー!その本知ってるー!!!」と子どもたち。

剣淵町が舞台となった映画『じんじん』から生まれた絵本

『クロコダイルとイルカ』 ドリアン助川 作・あべ弘士 絵

 

「じんじんだー!」「クロコダイルとイルカだー!!」「家にある!」と大騒ぎです。

子どもたちが、こんなに良い反応をするとは…。

絵本を読んでいる間の集中力もすごかった!

子どもたちの中には、絵本に興味が向かない子もいるけれど、

今回はいつも以上にじーっと聴き入ってくれたように感じます。

 

自分の生まれ育った町が舞台となった映画。

そして、その映画から生まれた絵本。

映画も絵本も、ずっと心の中に残るもの。

きっと剣淵の子どもたちにとって、特別なものだろうな。

 

 

『クロコダイルとイルカ』のあとに、もう一冊。

しりとりしりとり はるのまき』いまきみち作 を読みました。

福音館「こどものとも年少版」で、私のお気に入りの本。

ことばのリズムが楽しいのです。

 

こちらの反応もとてもよかった!

年少版の絵本なのでシンプルだけど、普通のしりとりではないし、

答えが絵本の中に隠れている!(しかも見つけづらい)というところが楽しかったみたい。

 

答えを探そうと じりじりと絵本に近づいてきて、

最初は座っていたのに、みんな立って絵本を見ようとする。

うしろにいる子たちが「見えない!」と騒ぎ出す。

 

いい空気でした。

絵本を読んだ後は中庭で遊びました。

おにごっこ、虫とり、お絵かき…それぞれ好きなことが違うけど、同じ場所で楽しめる。

素適な環境が子どもたちのためにある。

 

いつも子どもたちから、新しい発見やアイデアをもらいます。

 

剣淵町・地域おこし協力隊 髙村匠子

Facebook&絵本の中のおかしづくり

こんにちは!剣淵町地域おこし協力隊の髙村です。

 

剣淵町Facebookのフォロー数が、あと少しで300人となりそうです。

剣淵に関心を持ってくれている方が、こんなにいらっしゃるのです。

町内のみなさんが知ったら嬉しいだろうなぁ。剣淵の広報誌に詳細を掲載します。

 

4月からは協力隊の田中さん、映画「じんじん」担当の方にお願いして、

ライターとして記事や写真を掲載して頂くようになりました。

最近では、役場内からの記事掲載の依頼(町内イベント告知など)が増えていたり、

町の方から「今こんなことをしているよ!」と教えて頂くこともあり、

掲載内容が少しずつ厚くなってきています。

 

Facebookは、情報発信のひとつの方法にしかすぎませんが、

できるだけ多くの方にご覧いただき、剣淵町の魅力をお伝えしていきたい!

町内のみなさんからの情報提供はとても嬉しいです。

ぜひご活用頂きたいと思っています。

 

私は情報発信のほかに「絵本の里づくり」に関する活動を行っています。

現在、絵本の里を創ろう会の皆さんと『絵本の中のおかしづくり会』を企画中です。

親子で楽しめる特別な時間になるよう、作戦を練っています。

第一弾は「バムとケロのにちようび」島田ゆか作(ぶんけい)にでてくる、

山盛りどーなつ!を作る予定。

どれだけ山盛りなのかは、ぜひ絵本を見てご確認ください^^

 

絵本にでてくる食べものはどれも美味しそう!!

そんな憧れの食べものを作れたら、本当に食べれたら、とっても嬉しい!

絵本の世界に入り込めたら、もっと絵本が好きになる。そう思って企画しています。

子どもにも大人にも、わくわくを届けます。

詳細が決まったら、Facebookやブログでお伝えいたします。

どうぞ楽しみにしていてください!

 

剣淵町・地域おこし協力隊 髙村匠子

農業研修~四週目~

今週は、一週目にお伺いした高橋朋一さん宅です。四月におじゃました時は盛り沢山だった芋はほとんど植えられて半分くらいになっていました。

今回はその芋切りです。朋一さんのお母様と一緒に芋切り。ベテランのお母様の早いこと!早いこと!サクサクと軍手の手の上で切り分けていきます。

私は、まな板の上で作業。料理しているみたい。

2L(260~191g)は4つ切。L(190~121g)は3つ切。M(120~60g)は2つ切。と芋の大きさによって切り分けていきます。切り分けた部分にちゃんと芽があるように切り分け。量りはないので目分量で。。

インカのめざめ、インカのひとみ、レッドムーン、シャドークィーン、デストロイヤー。芋の名称をおぼえるのも大変です。

切り分けた芋は時間を経てこんなにしわしわ。 こんなにしわしわでも植えて水を吸ってちゃんと成長するそうです。芋。。すごい。

その他、移植や種まきの作業をしました。

トマトの種植え。芽はでるかな。

芋の種類が豊富なので芋の花が咲くと白や薄黄色で色とりどりになり綺麗だそうです。

雨が降っているときは中の仕事。晴れの日は畑で作業。ビニルハウスの中では小さな芽がでた苗がすくすくと幼い葉を広げて育っています。空の気分や植物の声などは聞こえないけれど、自然と共存して生きるという意味が少しずつ分かり始めてきたように思います。

地域おこし協力隊 田中紘子

 

農業研修~三週目~

農業研修も三週目になりました。青いつなぎも農家さん特有の麦わら帽子も板についてきたところです。今回は鈴木和彦さん宅へお伺いしました。

GW明けの週はようやく暖かさが戻ってきた。。と思いきや急に気温が下がったりとまだまだ安定しません。今回はポットに種をまいたりそのポットの準備をしたり芋切りなどをお手伝いしました。

蜂の巣のような紙製のポットに土をいれていきます。

土をいれた状態。このひとつひとつに種をいれていきます。

種をいれた状態。これは「とうきび」

三日間の作業で芽がでていたのは2、3つくらい。 畑に定植するまではまだまだです。寒さで畑も完全には乾かず、畑おこしも晴れの日を見計らってしている状態。農業研修がない金曜日は晴れ間も見えどこの農家さんも畑をおこす作業をしていました。

畑をおこすとは?苗の間引きとは?農家さんと会話する中で数々の?の部分が残ったままで終わってしまう時があります。これから作業をするにあたって数々の?をすぐ解決できるように農業の専門用語も覚えていきたいと思います。

地域おこし協力隊 田中紘子

農業研修~二週目~

農業研修二週目。今回はお米農家の新見輝行さん宅に伺いました。

もみまき作業のお手伝い。機械がもみまき用のポットに土をいれたりもみをいれたりしてくれますが、それを設置したり幾つかに重なったポットを積むのは手作業です。この土いれとか、ポットを積む作業、結構、体力つかいます。

 

お米農家さんなので、色々な種類のお米をつくります。このお米にはこれが合うとかのお話しを伺いながらの作業。正直もみだけではなんの種類だか分かりません。。確かこれは「ほしのゆめ」だったか。。

5月1日は、きれいな青空が広がりビニルハウスの作業で火照った身体も冷たい風が癒してくれました。

これから芽がでる間、ハウスの温度調節をしたり水をあげたりとGWはその作業に追われるそうです。

この景色がもうすぐ水田に変わり木々が緑に彩ってくる季節の変化がこれから楽しみです。

地域おこし協力隊 田中紘子