Archive for 2013年6月28日

農業研修~十週目~

農作業も管理時期にはいりました。今週は櫛谷秀樹さん宅です。気温が低い日が多く雨もちらほら。体感温度も低く感じられる週でした。

作業は草取り。金時の周りに生えている昨年ののら小豆の芽をとっていきます。鍬でバッサリと芽をとっていきます。金時が植わっている場所では手で芽をとりました。

でこぼこした葉が金時。つるつるしてるのが小豆。

鍬に慣れるまで土を無用にかきだしてしまいます。櫛谷さんと世間話をしながら草とり。ひとりで黙々と作業より誰かと話しながらだと時間も早く感じられます。

この鍬は軽くて作業しやすいです。

三日間、ひたすら草取りの作業でした。気温の寒暖の差で鼻風邪を引いてしまいご迷惑をかけてしまいました。。

どんな仕事でも身体は基本です。体調管理も仕事のうちなのではやく風邪を治そうと思います。

剣淵町地域おこし協力隊 田中紘子

 

 

農業研修~九週目~

種まきが一段落し、管理体制にはいる時期になりました。今回お伺いしたお宅は、森武佑太さん宅です。

研修の前日に雨が降り、畑にはいっての作業が困難な為に今回は種まきとなりました。時期をずらして種をまかないと様々な作物と収穫時期がかぶってしまうので、時期をずらしてそれぞれ植えていきます。

雨が降って畑はどろどろだけど、とうきびが定植できるまで苗が育っていたので植えることにしました。

とうきびの定植。

森武さん宅は有機農法で作物を育てているお宅でもあります。肥料も鶏肥を使用したりしています。除草剤を使用しないので草取りが大変らしいです。

トマトの定植も行いました。

先週からのカラカラから一転、めぐみの雨が降り種まきも一段落したので、作業もゆるりと進みました。これからの管理が大変ですが、束の間の小休憩というところでしょうか。

研修三日目は、軽トラマルシェ圃場視察及びアルパカ堆肥の運搬となりました。集合は午前四時!!

農家の方々は昼間は本業の仕事があるのでこの時間帯になりました。。眠い目をこすりつつ集合。

でも集まった皆さんは楽しそう。他の農家さんの畑を見る機会がないせいか、「ここはこうした方がいい。」とか「すげー育ってる!」とか様々な感想が飛び交います。

他の農家さんの畑に興味津々。

前回研修でお伺いしたお宅にも行きました。定植した苗がものすごく大きくなっていたり、芽がでていたりと、殺風景だった畑がだんだんと緑に変化していきました。

小池輪太郎さん宅で定植したかぼちゃがこんなに大きくなってました。

様々な農家さんをめぐっていますが、研修したその後をめぐることはありません。今回の視察に参加して、以前お伺いした農家さんのその後を見ることができて良かったです。

これからの季節はドライブするにはいい気候になるので、以前お伺いした農家さんのお宅をもう一度めぐってみようと思います。

地域おこし協力隊 田中紘子

 

 

 

 

農業研修~八週目~

六月に突入して、農作業もビニルハウスから畑への作業が多くなりました。今回お伺いしたお宅は、本間秀樹さん宅です。一日目はとうもろこしの定植となりました。

畑の作業は今週から多くなり、本格的な太陽の下での作業も初めてです。今週は30度近い日が続き麦わら帽子とタオルで顔をガードし日焼け対策をしても、じりじりと首が焼けてきます。

完全防御の私。(ピンクのつなぎ)

とうもろこしの定植は手作業です。からす口と呼ばれる道具を使い苗を一本一本植えていきます。この作業は一定のリズムが必要です。カシャカシャカシャ(苗を土に植える)ザッムギュザッムギュザッムギュ(苗に土をかけ押さえる)とリズム感よく植えていきます。

今回の作業は暑さとの戦い。。汗が額から流れ落ちてきます。ふと、中学の合宿を思い出しました。暑い中での練習。休憩時の水の美味しさ。広い畑に一列に植え終えた時の達成感は、練習を終えた時みたいです。

 たくさん植えたつもりでも、まだまだ序の口です。

「暑い暑い」「大変だー。」といいながらも、「これはこうした方がいい」「水はとりあえずまだ」とか家族が話合いながら作業をしていく様子は素敵な光景にみえました。

家族が話し合いながら仕事をしていく。その後は各自個人の作業になるけれどちゃんと連携がとれていて繋がっているように思いました。

2日目3日目と畑での作業。なすやパプリカの余計な芽を摘むんだり、オクラの種を植えました。

穴をあけて種を植え、土をかぶせていきます。

そして後日、「芽がでたよ!」との報告が!!うれしい限りです。

ちっさな芽が土の中からのぞいています。

苗を移植・定植の方法もありますが、やはり直播きのやり方だと 畑の土からちゃんと芽が出るんだ!と、これからの成長が楽しみになります。

自分なりの暑さ対策紫外線対策を考えつつ、次の農家さんめぐりへ行ってきます!

地域おこし協力隊 田中紘子

 

 

 

 

中学生 農作業体験!

今日は、札幌から72名の中学生が剣淵へやってきました!

2年生の宿泊学習の一環で、農作業体験をするというもの。

 

午前11時すぎ。

道の駅絵本の里けんぶちでは、中学生の受け入れ式が行われました。

佐々木町長のご挨拶。農家の皆さんが看板を持って並んでいます。

(映画『じんじん』の、あのシーンと同じ!!)

 

その後グループに分かれ、農家さんのクルマでそれぞれの場所へ向かいます。

わたしは剣淵町藤本町の小柳さん宅で、中学生の農業体験を取材!

こちらの農家では、3人の女の子がアスパラの収穫体験をしました。

カゴを持ち、アスパラ用のカマを使います。

アスパラは25cmまで伸びているものを刈っていきます。

カマに目盛がついているので、わかりやすい!

青空が広がるいい天気。陽射しがジリジリと肌に焼付きます。

3人は小柳さんに教えてもらった通りに、順調にアスパラを刈っていました。

(わたしも少し体験させていただきました。)

 

暑くて汗をかいたり、腰が痛くなったり、 服が土だらけになったり…

中学生にとって、どれも特別な体験です。

 

さて。

アスパラの収穫体験を終えた後は、小柳さん宅でお昼ごはんです。

小柳さんの奥さまが、ご自宅で取れたアスパラとジャガイモをご馳走してくれました!

その美味しいこと~!

巡回にきた先生も、フライドポテトを食べて「美味しい!」と大絶賛。

 

お昼を食べてから、おうちの中でのんびりさせて頂きました。

小柳さんの奥さまは「おはなし会 芽ぶっく」の会長さんなので、

お部屋の本棚には絵本がずら~っと並んでいます。

女の子たちと、少し絵本トーク。絵本の里らしくて、いい時間でした!

 

 

「農作業をするには暑すぎだし、もっと剣淵を見せてあげたい」という小柳さん。

絵本の館や、あべ弘士さんの壁画のある保育所前を経由して、アルパカ牧場へ行きました。

剣淵町の主要なスポットを巡る小柳さんのサービスに感心しました!

絵本の館は残念ながら休館日だったので、ぜひ今度ご家族と来てもらえたらいいなぁ。

 

今回の農業体験はグループごとに体験内容が違います。

トマトの苗の茎を支柱に縛る作業、カボチャの定植、アルパカの毛(刈ったもの)を綺麗にする作業、

お米のポン菓子づくり、ジャガイモをペーストにする作業など…。

学校に帰ったら、グループ同士で互いの情報を共有して、

「農業ってこんなにも幅広いんだ!」「剣淵ってこんなに沢山のことをやっているんだ!」

という発見につながれば嬉しいです。

そして、この農業体験がきっかけで剣淵で農業をやってみたい、

剣淵の高校(農業と福祉の高校)に進学したいな、と思ってもらえたらいいですね。

 

札幌の中学生のみなさん、来てくれてありがとうございました!

剣淵の受け入れ農家のみなさん、お疲れさまでした。

 

剣淵町・地域おこし協力隊 髙村匠子

農業研修~七週目~

ついこの間までの寒さは本当にあったのかと疑うくらい、暑い日が続くようになりました。カラリとした風が吹くもののまだまだ身体が暑さに慣れていません。

今回伺うお宅は、渡辺要さん宅です。初日は黒いマルチをかける作業となりました。雑草の発生抑制のために張り、来春までこのままにするそう。初めての試みなので、効果が表れるのかどうか実験的な作業です。

一面に敷き詰められた黒マルチ。空の青が反射して水が張ったみたいです。

マルチを張っている途中に、ひばりの巣がありました。生まれたてのヒナです。もごもごと動いていましたが、母鳥は人間に警戒して空高く鳴いているだけで降りてきません。そっと見守りつつ作業は続きます。

脅かしてごめんね~。

二日目は、かぼちゃの土入れをしました。三日目のかぼちゃの種まき用です。土入れをする種入れパッドは全部で85枚!二人で作業なので、一人42枚のノルマです。

土入れも無事終了し、三日目はかぼちゃの種植え。三人での作業です。前日に種を暖かい土の中に入れて芽を少し出しておいたものを植えていきます。

かぼちゃの種は大きいので、植えるというより刺す感じです。

三人での作業なので、午前中には終了。双葉がでたら、定植するそうです。

一年の収入になるので実験的なことはできないけれど、黒マルチの作業は面白い試みだと思いました。かぼちゃも15センチくらい育てた苗ではなく、双葉で定植する方法もあるんだとわかりました。

まだまだ土壌がどうだとか、この種類にはこの土がいいだとか分かりませんが確実に少しずつですが成長している自分がわかります。慣れてくる時期でもあるので気を引き締めて、作業をしていこうと思います。

 

地域おこし協力隊 田中紘子

農業研修~六週目~

農業研修六週目は、林優太さん宅です。五月末になると晴天が続き暑い日が多くなりました。

いよいよ田植えシーズン到来です。田植えは雨の日でもできるということで、雨の日はカッパをきて作業をされていました。雨の日当日は覚悟をして行ったのですが、、ビニルハウスの中で苗を積む作業となりました。

成長した苗パットをぺりぺりと剥がします。

もみまきをした時は、少しの衝撃でも植えたもみが飛び出てしまったのですが、成長した苗は根がからみついて片手でも全く落ちず扱いやすかったです。

そして、田植え機にも乗らせてもらいました!苗を補充する係です。動いている時は安定しているのですが、止まった時の衝撃が強い!!補充に集中していると振り落とされます。。

田植え機に苗をびっちり積んでスタートです。

機械が植えてくれるといっても、機械も調子が悪い時があります。

田んぼにはまったり、肥料が詰まったりと機械相手も大変です。

肥料をあげながらでないと稲の成長具合がまるで違うそう。

比較的、曇りの日が多く身体が悲鳴をあげることはなかったのですが、、重い苗を抱えたりするからか、腕、ひざなどにみたこともない痣が。。腕まくれないなぁ。

今回は、田植え機の性能の良さにびっくりしました。アンバランスなのも水平に保つためとか、苗パットにひとつひとつ苗をとって植えていく流れとか、農耕民族の知恵が絞られています。

しかし、機械は機械なのでメンテナンスも大変です。人間と機械の共同作業はこれからも改良されて発展していくのだと思いました。

地域おこし協力隊 田中紘子