活動報告会~髙村匠子~

みなさん、こんにちは!剣淵町地域おこし協力隊の髙村です。

今朝の剣淵は、ひさしぶりに凍れました。このところ天気の良い日が続いていて、昼間はポカポカ陽気。そんな日はつい「今日はあったかいね~」とつぶやいてしまうのですが、東京から来た田中さんは「雪が積もっているのに、なんで暖かいと言うの?寒いのは寒いでしょう。」と不思議に思っているみたいです。

さて、今回のブログでは 一月末に開催した「地域おこし協力隊活動報告会」の発表内容を、簡単にまとめましたので是非ご覧ください。

『第1回地域おこし協力隊活動報告会』 ~髙村編~

【自己紹介】 高校卒業後、飲食店に5年間勤務。 自分の好きな「絵本と子ども」に関わる仕事がしたいと考え、退社。 その後、書店で働いていた際に、剣淵町で「地域おこし協力隊」を募集していると知り、応募した。平成24年10月から活動をスタートし、現在は「絵本の里づくり」や「情報発信」を担当しています。

【絵本の里づくり】 私は絵本が好きで剣淵に来た経緯もあり、絵本での町づくりに焦点をあてています。「絵本の館」や「けんぶち絵本の里を創ろう会」「おはなし会 芽ぶっく」の事業に参加したり、企画などをしています。

わくわく放課後タイム  毎週火曜日の放課後に、子どもたちと絵本を読んだり工作をして過ごしています。2005年から絵本の館でスタートした「子どもの居場所づくり事業」の一環で、子どもたちが放課後に安心して遊べる場を提供しています。写真は絵本の館の屋上で「だるまさんがころんだ」をしているところ。

絵本の読み聞かせ  町内の読み聞かせボランティアグループ「おはなし会芽ぶっく」に参加し、絵本の読み聞かせ活動を行っています。小学校や特別養護老人ホームひらなみ荘では毎月2回、おはなし会を開催。そのほか月一回の定例会、講座や交流会をしています。小学校での読み聞かせの様子 絵本:『さんびきのくま』(世界文化社) 神沢利子 文 佐藤忠良 絵

「絵本の中のおかしづくり」  “絵本に出てくる憧れの食べものに出会うよろこび、親子で作る楽しさを感じてほしい”と企画。まちづくり団体「けんぶち絵本の里を創ろう会」に企画案を持ち込み、実施しました。第一弾は『バムとケロのにちようび』(文溪堂)島田ゆか作 にでてくる、やまもりのドーナツを作りました!お菓子を作るだけではなく、絵本の世界観を楽しんでもらいたいと思ったので、会場の飾りつけにもこだわりました。詳細こちらのブログをご覧ください。参加してくれた方が、らくちゃん(右)とかいちゃん(左)を連れてきてくれました!

 

【情報発信】 剣淵町を多くの方に知って頂くうえで、情報発信は欠かせません。私が剣淵に来たとき、剣淵町のHPでは観光情報はあまり詳しく掲載されていませんでした。そこで、手軽に情報を発信できるものとしてFacebookを活用しました。

剣淵町Facebookページ  2013年1月よりスタート。観光・イベント情報をメインに、剣淵町の日常をお伝えしています。

「saide magazine」コラム連載  2014年1月より、北海道発のウェブマガジン「saide magazine」で、月2回のコラム連載をスタートしました。剣淵の歴史や文化、観光や人・食など、様々な話題を紹介してきます。このコラムはウェブだけでなく、道北日報への掲載や町内施設へ掲示し、町外・町内の幅広い年代の方に見て頂けるような工夫をしています。コラムを書くのは初めてですが、町外の方に剣淵を知って頂くだけでなく、町内の方にも新たな発見があるような記事にしたいと思っています。

 

【制作したもの】 活動の中で制作したものをご紹介。

冊子「おさんぽけんぶち」  町内の店舗を紹介する冊子をつくりました。2013年4月から、道の駅や絵本の館で配布しています。剣淵で暮らし始めたころに、商店街を歩いても営業時間がわからなかったり、どんなお店かわからなくて利用できずにいました。お店を解説するガイドマップのようなものがあれば、初めて町に来た方でも利用しやすいかも!と思い、作成しました。冊子「おさんぽけんぶち」の表紙と、裏表紙の地図。

「トイ・トイ・トイ」ロゴ  2013年2月に発足した、剣淵町の加工グループ「トイ・トイ・トイ」のロゴマークを作成。ロゴを作るのは初めてでしたが、「トイ・トイ・トイ」のみなさんにご意見を頂きながら作ることができました。

「アルパカ堆肥プロジェクト」ステッカー  剣淵町の若手農業者団体・VIVAマルシェの「アルパカ堆肥プロジェクト」で、堆肥を使用して育てた野菜用のステッカーを作成しました。「アルパカ堆肥プロジェクト」とは、アルパカの堆肥を有効利用し、剣淵の農産物に付加価値をつけようという取り組みです。

「喫茶らくがき」メニューブック  絵本の館内にある「喫茶らくがき」のメニューブックを作成。喫茶の職員さんに「絵本の里らしいメニュー表をつくりませんか?」と提案したところ、快く応じてくださいました。メニューブック。表紙の絵は“タコ”と“アルパカ”のつもりです。

 

【イベント】 これまで参加したイベントの一部をご紹介します。

「軽トラマルシェ」  若手農業者団体のVIVAマルシェが行う「軽トラマルシェ」。2012年から通算14回ほど参加しました。“生産者が自らの手で野菜を売る”ということに魅力を感じて、一緒に行動させて頂きました。剣淵にまだ慣れない頃から、親切に色々な事を教えて下さいました。マルシェに参加する事で熱い想いを持っているみなさんのパワーを分けて頂きました。毎回得るものが多く、仲間に入れてくれたVIVAマルシェのみなさんには、本当に感謝しています。旭川COCODeで行われた軽トラマルシェの様子。

天塩川住民再発見ツアー  天塩川流域の13市町村の魅力をPRするために、エリアごとにツアープランを作り体験する「天塩川住民再発見ツアー」に参加。美深・音威子府・中川・中頓別エリアを訪れました。その土地を知ること、人と出会うことに魅力を感じました。一日目に宿泊した美深町の「ファーム・イン・トント」。外には羊が放牧されています。

まるごとけんぶち軽トラマルシェ  町内の、異業種の方々が集まる団体「絵本の里ミーティング」主催のイベント。“けんぶちの全てを軽トラに乗せちゃいました!”をキャッチフレーズに開催しました。地域おこし協力隊の3人で司会を担当、また和寒・士別・音威子府・富良野の地域おこし協力隊と「地域おこし協力隊ブース」を設けました。地域おこし協力隊ブース。

 

【今後の活動】 これまでご紹介してきた「絵本の里づくり」「情報発信」の取り組みについては、今後もそのまま継続していきたいと考えています。

まちづくりカフェ  「まちづくりカフェ」とは、町で暮らす人々が集い、様々なテーマを通して町づくりを考える、カフェのように気軽に出入りできる空間。役場主催の「まちづくり懇談会」や「まちづくりプロジェクト会議」などは少し堅い印象があります。「剣淵ってこうだったらいいよね!」という話を、気軽にできる場所が欲しいと思いました。年齢や性別、職業や役職に関係なく、自由に意見交換できる場をつくりたい。人と人が出会い意見を共有し合うことで、新しい発想が生まれ、町がより元気になるのではないかと思います。

たのしいワークショップ  大人も子どもも楽しめる体験事業をいろいろやっていきたい。「絵本の中のおかしづくり」をはじめとして。絵具を使った遊びや、麦わらを使ったモビールづくりなどを行いたい。

さまざまな形での情報発信  インターネットだけではなく、紙媒体での情報発信や、自らの足で色々な場所へ行きPRすることが大切だと思っています。たくさんのアンテナを張って、活用できる場所を、貪欲に探していきます。

 

 

☆以上の内容で、活動報告をさせて頂きました。簡単にまとめるつもりが、まとまりませんでしたね。

報告会当日は悪天候でしたが50名もの方が参加してくださいました。町外からわざわざ来てくれた方もいて、本当に感謝しています。配布したアンケートはほとんどの方が記入して下さり、あたたかなメッセージに嬉しくなりました。

「剣淵のPRをがんばってほしい」「外からの目線で剣淵の魅力を見つけてほしい」など、町で暮らしている人が協力隊にどんなことを期待しているのかを知ることができました。個人的には「意外としっかりやっているね」という言葉がうれしかった…と同時に、もっと町の人と話す機会を増やしたいと思いました。地域おこし協力隊の活動が、町の人には見えていなかったということなので。

はじめての活動報告会。正直、報告会をするのは不安でした。「こんなことしか、やっていなかったのか!」と言われてしまうんじゃないかとビクビクしていました。…それだけ自分の活動に自信がないという事なので、これからは自分の活動に自信と誇りを持てるよう、さらに色々なことに取り組んでいきたい。どうぞこれからも、よろしくお願い致します。

 活動報告会での一枚。左から角南さん、田中さん、わたし。

剣淵町地域おこし協力隊 髙村匠子

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