北海道”地域おこし塾”
こんにちは。地域おこし協力隊の角南友繁です。
遅くなりましたが、11月23日(土)に札幌市で開かれた、「”地域おこし”の現場で知りたい6つのテーマから学ぶ 北海道”地域おこし塾”」について報告したいと思います。剣淵からは、協力隊の田中、角南が参加しました。他にも、道内のいろいろな地域の協力隊や学生など多くの参加者が受講しました。
今回の講座は、
①体験!ファシリテーション基礎~会議の進め方の基礎~
②「今すぐ実践!」手書きPOPで、地域の商品の魅力を伝える
③地域の自然を活かした体験プログラムの組み立て方
④応援するか、自分でやるか”地場産品”の開発
⑤北海道における”着地型観光”の現状とこれから
⑥地域と連携したNPOの作り方~大沼の事例より~
の6つの分科会があり、③と⑤を受講しました。
③地域の自然を活かした体験プログラムの組み立て方
講師 NPO法人ねおす 荒井一洋さん
終始和やかな雰囲気の中で、自然体験プログラムの組み立て方や心構えを教わりました。荒井さんは、常にみんなが心地よく居られるような空間を作ってくれていました。それだけでなく、外を歩いているときも「同じ種類なのに、あの木だけ葉っぱが残っているのは何故だろう?」「電線がないと木がきれいに見えるね。」など、参加者がいろいろなことに気付けるように話してくれました。知識や技術を伝えるだけでなく、参加者の気付きを促すような配慮が、自然体験プログラムを行う上でとても大切なことだと感じました。
⑤北海道における”着地型観光”の現状とこれから
講師 北海道宝島トラベル 大和寛さん
ここでは、観光旅行の現状や企画・販売における基本的な考え方について学びました。
現在は、カーナビやインターネットの普及に伴って、個人での旅行客が多くなっています。こうした個人客のニーズに応えるため、各地で着地型観光が実施されているそうです。着地型観光とは、観光客を受け入れる地域に住んでいる人たちが、地域の持つ資源を生かして企画するツアーのことです。地元の人には何気ないものだったり、生活に溶け込んでいるものの中に、魅力的なものがたくさんあり,これらを活かした体験やツアーが、今求められています。印象的だったのは、「企画側が提供したいもの」と「お客が求めるもの」が重なったとき、こうした体験やツアーが成功するということです。提供したいものを提供するだけでなく、必要とされているものを提供することが大切なんだということを強く感じました。
短い時間でしたが、たくさんのことを学ぶことができました。何よりも相手の気持ちに立って考えられることが大切だと、改めて感じた講座でした。今後の活動に生かしていきたいと思います。