集落地域リーダー養成講座

こんにちは!髙村です。

先日、地域おこし協力隊3名で『集落地域リーダー養成講座』を受講しました。

2日間にわたる講座で、地域のリーダーとして求められる知識や、課題を解決していくために大切な「話し合いの進め方」を学ぶというもの。参加者は剣淵・下川・占冠・平取・湧別の地域おこし協力隊や役場職員など9名。

1日目はワークショップやファシリテーションについて、㈱石塚計画デザイン事務所の石塚雅明氏による講義と演習が行われました。参加者が意見を出しやすい場の作り方や、発言の書き出しと整理の方法を学びました。

2日目は、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授の森栗茂一氏をお迎えし、集落の交通について力強い講義をして頂きました。恥ずかしながら、剣淵町の交通の現状を把握しないままの参加。「交通」は地域の大切な問題なのだと認識し、改めて現状を見つめるいい機会となりました。

 

また、2日目の午後からは『集落問題地域フォーラム』が開催され、森栗先生による講義と集落問題を考えるワークショップが行われました。ここで『集落地域リーダー養成講座』参加者の9名がファシリテーターに挑戦!前日に学んだことを実践する機会が与えられました。

私のグループでは「雇用の場が少ない(特に若い人)」という問題に焦点を当て、その解決策を考えていきました。

付箋を使い、参加者に解決策を書いてもらうことからスタート。付箋を模造紙に貼り、意見を整理します。次に、アイデアを実現するためにはどうすればよいか考えます。

雇用の場を確保するには「後継者支援や起業に挑戦できる仕組みづくり」が必要であり、「町ぐるみ(役場・農林水産業・商工会)で就職相談会を行ってはどうか?」というアイデアがでました。そのためには「後継者不足の現状を把握し、町内で話し合いの場を設ける」「ノウハウの伝授や資格取得サポートなどを行うことも必要」という意見が出ました。

 

集落問題を考えながら、ワークショップやファシリテーションを学ぶという、大変内容の濃い2日間でした。1日目に学んだことを2日目のワークショップで実践できたことが良かったです。実際にやってみると、思っていたよりもかなり難しく、課題も多いです。特に私は意見の整理が不得意なので、改善できるよう経験を積みたい。

今回は様々な地域から参加がありましたが、どの町も同じような問題を抱えていることがわかりました。雇用や交通問題。自分の町の現状にしっかりと目を向けなくてはいけないと感じました。町で暮らしている人が何を必要としているのか、知るためにも話し合いの場を持つことが必要だと感じています。

 

今後わたしは、町で暮らす人たちが気軽に「まち」について話せる場をつくっていきたいなと思っています。『剣淵ってこうだったらいいよね!』 『剣淵のこういうところがいいよね!』 をみんなで共有できたらいいな。

剣淵町地域おこし協力隊 髙村匠子

Comments are closed.