農業研修~十三週目と十四週目~

農業研修報告、二週まとめて投稿です。

十三週目にお伺いしたお宅は原田祐志さん宅です。

原田さん宅は、軟白ねぎを生産しているお宅です。ハウスの中はねぎが整然とまっすぐに伸びて並んでいました。

剣淵町では四つの農家さんが軟白ねぎを共同生産。白い部分は35センチ、そしてねぎの長さは80センチと規格が決まっているそうです。

まっすぐに伸びたねぎ。ここまで伸びるのに4~5ケ月。

そして、ねぎを植えるお手伝いをしました。先が少しまがった道具で直径2~3センチの穴に植えていきます。土にはたくさんの水分を含ませて柔らかくしてるので植えやすいです。

こんな細い苗が成長してねぎになるんですね。

この白いマルチはあらかじめ穴が開いているマルチです。でも昔は穴を開けてたとか。。

ねぎはネギ属で玉ねぎも同じ。玉ねぎを切った後のように目がしばしばします。

5人での作業。植えるのもリズムが必要です。

お昼をはさんで、終了~。一直線に並んだねぎは圧巻。

このねぎが収穫できるのは、12月くらいになるそうです。ほくほくの美味しいねぎに成長してほしいです。

十四週目は、砂田一人さん宅です。他の畑では麦の収穫をしたり、緑肥をすきこんだり、稲に薬を散布するヘリコプターが飛んだり、なんだかにぎやかです。

しかし、雨がなかなか降らず、つぶやく言葉は「雨ふらんな・・・・」。内地でも10%の取水制限が実施されました。剣淵町でも節水が呼びかけられています。入道雲はいつ表れるのか。。

薬を散布する無人ヘリコプター。

さて、今回は草取りです。にんじん(れいめい)、じゃがいも(とうや・男爵)、小粒大豆の草取りをしました。

にんじん畑の草取り。

「雑草という草はない。どんな植物にもそれぞれに名前がある。」とお答えになった昭和天皇のエピソードは有名な話。

黙々と草取りをして、暑い暑いと唸って草を取るよりも、取られてゆく草の名前を覚えながらするのも一つの楽しみ方かもしれません。でも、私の知識では「ひえ」ぐらいしかわかりませんでした。。

じゃがいもの花が終わり実がなり、小粒大豆の花が、かわいい小さな花をつけていました。稲の花も少しづつ咲き始めています。いつのまにか麦もきれいな茶色に変化していました。カエルやバッタなどの生き物も地面をぴょこぴょこ飛んでいます。

広く見渡せば一色に見えますが、畑に入ると小さな発見がいっぱいです。

小さな発見や畑の景色の変化を楽しみながら農作業は続きます。

剣淵町 地域おこし協力隊 田中紘子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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