新年度がスタートして約一か月が過ぎました。
4月から新たに四人目となる地域おこし協力隊が就任し、私の任期も残り一年となりました。知り合いも増えて、車のタイヤ交換のタイミングなど自分でもわかるようになりました。
地域おこし協力隊は、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、 地域外の人材を積極的に誘致し、その定住・定着を図ることで、 意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とする取組みです。
おおむね1年以上3年以下の期間、 地方自治体の委嘱を受け、地域で生活し、各種の地域協力活動をおこなうことが目的ですが、3年以降は保障されていません。 この地域で定住・定着するには、自身で仕事を見つけ生活できる分のお金が必要です。いままでは、農作業の手伝いをしたりイベントサポートなどを行ってきましたが、3年目は任期後の事と並行して活動をしていこうと考えました。 そのため、任期終了後の準備期間として役場から兼業許可をいただきました。
兼業は前職のデザインの仕事が主です。10年間勤めた仕事は、協力隊になってからも活躍する場が多く仕事として本格的にやっていこうと思うようになりました。営業や細かい事務など、分からない事だらけですが、これからは町内・町外問わずデザインの仕事を請け負いながら定住・定着に向けて、地域活動に専念させていただきます。 ひとつひとつの仕事を丁寧に、少しでも多く地域のみなさんが笑顔になれるようなデザインを務めていこうと思っています。ご相談など承りますので、お気軽にご連絡ください。
今後は、活動の一部であるイベント手伝いやぷっちーな関連などは続けていき、兼業の仕事は時間外で行っていきます。農業活性化で協力隊になったのに違うことをしていいのか、迷いもあります。私の仕事が地域活性化と結びつくかどうかは続けていかないと分からないですが、農家さんのロゴだったりパッケージのリニューアルだったり関われることはあるような気がします。
剣淵町は旭川から車で約1時間ですし、面積の広さもちょうど良い大きさだと思っています。不安がないわけではないですが、自分の居心地の良い場所を求めて試行錯誤しながら残り1年を過ごそうと思います。
27年度も地域おこし協力隊をどうぞよろしくお願いいたします。
剣淵町地域おこし協力隊 田中紘子