現在、スローシネマ方式で『じんじん』全国上映が徐々に行なわれています。
近所で上映されることで『じんじん』を初めて知り、このブログにたどり着く方もいるだろう ということで、すでに各所で語られている部分もありますが、今日は『じんじん』のはじまりのお話をざっくりと・・・
俳優 大地康雄さんが企画・脚本・製作総指揮・主演の一人四役を務めた映画『恋するトマト』の上映会&トークショーが、今からさかのぼること5年前の2008年8月、北海道東川町で開催されました。
← 2010年12月に剣淵町で開催した『恋するトマト』上映会&講演会の様子。
その上映会後の交流会で、大地康雄さんは、剣淵町出身の男性 I 氏に剣淵町のことを熱く(熱苦しく?)語られたことにより、剣淵町を知る。
それは疲れていた大地さんの帰りの飛行機を1便遅らせ、しかたなく剣淵町へ立ち寄らせるほどの熱弁だったそうです(^^;)
しぶしぶ連れて行かれた剣淵の絵本の館では、子供達への絵本の読み聞かせをしていました。子供達が笑ったり泣いたりして読み聞かせに夢中になる光景が大地さんの心をつかみ、 それが剣淵町を舞台とした映画『じんじん』の もと となったのでした。
その後、大地さんと絵本の里を創ろう会初代会長T氏とのQ&AふんどしFAX合戦が始まる。(長文のFAXが送られ、用紙がロール紙だったため、ふんどし状態となった。)
ちなみに初代会長T氏 も I 氏も、『じんじん』に出演しています。
ま、町の関係者ほぼ出てるんですが。
そして、3年ほど経ち、映画製作資金にもめどがたつ。
普段、視聴者としてお気軽に見ているテレビや映画ですが、製作するとなると〇〇億円という、とってもお金がかかることなんですね・・・フゥ。
2011年5月、「ロケハン」という、現場訪問し写真やビデオ撮りロケ地を探す作業をしにスタッフが剣淵町を訪れる。
田植え風景、JR剣淵駅、などを怪しく偵察。
2011年6月、「ロケハン」その2、山田監督とスタッフが剣淵町を訪れる。
剣淵町役場の屋上から町を偵察。
2012年2月、剣淵町にてプロデューサーによる説明会開催。
剣淵町で映画が撮影される、ということを疑う町民たち。
この頃、東京では、女子高生役オーディションが行なわれる。
『じんじん』にも出演しているアルパカのギンが生まれた翌日、
2012年3月29日、大地康雄さんと山田監督来町。
映画『じんじん』を成功させる実行委員会が発足。
同日、雪が解けたら剣淵で映画を撮影するよ!ということで、一般町民の前に大地康雄さんが登場。
「大地康雄さんと語る会」及び「大地康雄さん紙芝居読み聞かせ会」開催。
剣淵が映画のロケ地になるなんて、高倉健さん主演の『網走番外地』シリーズ以来ではないかと。 撮影は、現在のレークサイド桜岡付近や西原学園付近の山の中で行なわれていたようです。
ホントに剣淵を舞台にした映画撮るのかなぁ? 町民まだ疑う。
ざっくりというわりに 結構長くなったので、つづく・・・