第23回絵本まつり&絵本の里大賞

 毎年恒例の絵本まつり(H26.2/15~3/16)が近づいてきました。

 絵本まつり期間内には、昨年10月に発表された「第23回けんぶち絵本の里大賞」の受賞作品の原画展や授賞式などが行なわれます。  スケジュールはこちら → [絵本まつり(PDF形式)]

 

 今回の大賞受賞作品って?という人のために、そして実はこのブログでもまだ書いていなかったということで(^^;)おさらいも兼ねて記載しておきましょう。  

大賞に選ばれたのは、映画『じんじん』から生まれた絵本

クロコダイルとイルカ
ドリアン助川(作)・あべ弘士(絵) 「じんじん」製作委員会発行

 でした。

 劇中では「手作り絵本コンクール」に応募すらされなかった作品ですが、実際発売された絵本のほうはリアルに応募され、大賞受賞という大変素晴らしいことになっていたのです。

 拍手(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ

 受賞作品ということで『クロコダイルとイルカ』の原画も絵本まつりには展示されていますので、この機会にめったに見ることのできない原画を間近で鑑賞しましょう(鑑賞料無料)。

 絵本の館には、劇中で銀三郎が描いた非売品の絵本『クロコダイルとイルカ』も置いてありますので 、そちらもぜひご覧ください。

 

 ところで、今さら大きな声で聞けないけど、けんぶち絵本の里大賞って? という方のために

 ま、wikipediaにもさらりと載ってますけどね。 今回の第23回の場合を書いておきましょう。

 応募資格は、プロ・アマ、オリジナル本・翻訳本であるかは問わず、平成24年4月1日~平成25年3月31日の1年間に日本国内で出版された心あたたまる絵本で、受賞作品となった場合は絵本まつりで原画展示の協力ができること。

 この資格に当てはまり『クロコダイルとイルカ』も応募という運びに。

 今回の応募は298作品。

 その作品展示と投票期間は平成25年8月1日~9月30日の2ヶ月間。

 投票できるのは来館者のみで、気に入った絵本おひとりさま1日5作品まで。

 映画「じんじん」の影響もあり、期間中来館者数10,122人という多くの人が絵本の館を訪れました。

 賞は、得票数上位1点が「けんぶち絵本の里大賞」、大賞を除く上位3点が「びばからす賞」、特別賞として「アルパカ賞」1点が選ばれます。

 受賞者には賞金のほかに「剣淵産の農産物〇年分△万円相当」という副賞が付きます。

 珍しい副賞ですよね。新鮮な剣淵産の野菜などが好き嫌いに関わらず〇年は送り付けられてきます。

 

 開票作業は絵本の館 休館日の平成25年10月2日、けんぶち絵本の里づくり実行委員会の実務担当 約40名が絵本の館に招集され、票を数えました。

 午前中は全員で各自割当て分の票を数える作業を、午後からは少数の方が残り、午前中に数えた票数をさらに集計し最後の結果を出す作業へ。

 

 総投票者数2,489人、総投票数10,471票という どちらも過去最高の数となりました。

 結果はその日の夕方、各報道機関への公表するということで、

 第23回絵本の里大賞は、一番多くの票を獲得した『クロコダイルとイルカ』 と発表されたのでした。